このページでは以下の質問に答えていきます。
- 今となっては誰もが知っている「日経225先物」ですが、いつから取引ができるようになったのですか
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1988年から個人でも取引ができる様になり、今では外国人投資家も多く参加しています。
- 日経225先物市場は、急激な変動が度々ありついていけません。どうすれば良いですか?
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近年の先物市場は、高速トレードの占める割合が多く、個人投資家はどうしても出遅れてしまう傾向があります。しかし、無理をする必要はなく、日足(週足)等のチャートでゆっくりと売買をすることも可能ですし、225先物の値動きに似た市場を選択することも出来ます。
- 日経225先物は私にとってストレスです・・・。代用となる市場はあるのでしょうか?
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はい、値動きも先物と同じ様に動き、証拠金が少なく売買の経験が少ない方でも可能な金融商品は「クリック株365」です。動画でも解説をしていますのでご覧ください。
はじめに日経225先物の簡単な歴史から確認していきたいと思います。
今でこそ日経225先物は認知度も高く普通に売買をすることができますが、実際に取引が開始されたのは1988年9月です。
当時は同時にTOPIX先物の取引も開始となりました。
当時の取引時間は日中取引のみで9時から15時15分まででした。
そして、ラージのみの取引でしたので、倍率は1000倍。
1000倍の場合、10円動くと10,000円、100円動くと100,000円の値動きです。
これは今でも変わらないのですが・・・、
証拠金が高く、参加者の多くはトレードの経験者、または機関投資家などでした。
そのため小口の投資家は、売買の壁が高く、売買を避けていました。
その為、人気はあった市場でしたが、多くの参加者が参加できる市場ではありませんでした。
その後、2006年7月に日経225先物miniの取引が開始され、倍率は100倍になりました。
倍率が100倍になったことで取引をする参加者が増え、その後「ナイトセッション」も開始となり、
さらに取引環境が整ってきています。
また最近は、高速トレードの普及が目覚ましく、一般の投資家はその速さについていけないデメリットがあります。
苦手な市場でなく、自分の得意な市場を見つけよう!
日経225先物は市場での売買は、取引にかかる証拠金が高く、またあっという間に価格が動きてしまうため、投資初心者の方がいきなり取引を始めるにはハードルの高い市場です。
しかし、今はインターネットさえあれば、世界中の取引がほぼ可能となり、24時間売買をすることができます。
FX取引は24時間売買ができるという事は既に周知の事実ですが、その流れを受けて、個別株の取引時間も延長され、更にCFDでの原油取引、穀物取引なども売買がしやすくなっています。
個人的には日本人だからといって、国内の個別株市場ばかりを取引するのではなく、世界の市場を見てみると、現在の米国株市場のように、ある程度良い銘柄であれば、下がったところで買いを入れることで、多くの米国株が上昇している様に、分かり易く「熱い市場」があります。
もちろん、市場毎に取引ルールも異なるため、多少の勉強が必要ですが、無理をして難しい市場で勝負をするのではなく、わかりやすい市場で売買をした方が利益を狙いことは事実です。
取引の対象となる市場の特徴を覚える
例えば、各市場の「値動きが活発的な時間帯」、または「動きがあまりない時間帯」等を知っておく必要もあります。
もう一度、日経225先物取引の話に戻ると、値動きが活発な時間帯は国内株式市場がスタートする10分前から、午前10時位は、売買も活発で動きもあります。
その時間帯は、一方的に動くことも多いので、その流れに乗っていくと、それなりの利益につながる時もあります。
次に値動きが活発の時間帯は、国内株式市でいうと「場後場寄り付き」の時間帯です。
そして、その時間時間帯よりも動きがあるのは、国内株式市場の引け後から、日経225先物の日中セッションが終わるまでの15時15分です。
この時間帯は、夕方から始まるイブニングセッションの前に、ポジションを一旦閉じたい売買や
デイトレードの決済等でボリュームが急激に増えます。
しかし、動かない時間帯もあります。
すべて毎日と言うことではありませんが、午後の1時から2時位は、凪の時間帯で、一定の価格の中で、行ったり来たりを繰り返す時が多いです。
しかし、注意をしないといけないのは、この凪の時間帯にちょっとした買いが入ると、価格が3、40円ほど簡単に飛ぶように動きます。
例えば急激に角が上昇したことを確認して、買いポジションを取ると、今度は一転して50円下がるような子動きもあります・・・。
このような動きの中で、日経225先物miniを取引した場合、たった1枚でも数秒で6000円ほどのマイナスになってしまう時があります。
このように、ちょっとした値動きに個人投資家は右往左往してしまう時が多いというのが現状かと思います。
まさに・・・、
・「自分が買うとその瞬間、下げに転じてしまう」
・「ロスカットをした瞬間、今度は上昇に転じてしまう」
そのようなことを繰り返していると、今度はロスカット入れないで、少し様子を見ると、そのような時に限って、一方的にどんどんと価格が動いてしまい、大きな損失になってしまいます。
このようなスピードの速い市場で売買を行うには慣れが必要です。
しかし、慣れたと思っても、急激な値動きの変化についていけない場合もあります。
そこで日中日経225先物取引に似たような動きをする市場で、且つ、取引証拠金も安い市場がクリック株365のNYダウです。
もちろん、クリック株365では日経225のCFDも取引可能ですが、証拠金が高いという壁があります。
クリック株365のNYダウは2021年12月現在で1枚取引をするのに必要な証拠金は6000円前後です。
1枚での取引では少しの値幅では、利益額も少ないのですが、徐々に増やしていくとことができます。
また、含み益で取引をすることが可能なため、資金効率も良いのです。
NYダウ自体が基本右肩上がりになっているため、調整場面で買っておけば、最終的に上がることも多く、ポジションを持ち続ける様なトレードをする場合でもやり易いです。
一方、日経225先物はレンジでの値動きに陥りやすい時が多く、NYダウ等の米国株指標と比べると多少難しいというのが事実です。
下の図は日中の日経225先物とNYダウの値動きのチャートです。
こちらを見ていただいてわかるように、日中は同じような動きをします。
ある程度、日経225先物の値動きになれ資金的にも余裕がある方は、日経225先物を今まで通りに売買をすることで良いと思います。
一方、急激な値動きに右往左往してしまいような方、また少ない金額で、まずは試してみようと思う個人投資家の皆様は、日中のNYダウを取引することも、選択肢の1つに入れると良いと思います。
反対に夜の時間帯は、NYダウも激しく動く時もありますので、リスク管理は必要なのですが
日経225先物取引は、まだ抵抗があるという方は参考にしてみてください。
クリック株365のNYダウの取引概要を確認する
クリック株365の取引に関して、投資家によってはデメリットと感じるところがあると思います。
例えば・・・、
- スプレッドが広がりやすい時間帯がある
- 取引手数料か発生する
- 金利相当額がかかる場合もある等々
必ず確認をするようにしてください。
また、国内でクリック株365を扱う会社は数社あり、注文方法手数料なども異なりますので確認が必要です。
今回は自分の得意な市場を見つけてトレードをすること。
そして似たような値動きをする金融商品も試してみると言う事について解説をしてきました。
下記の動画ではトレンドを確認する「平均足トレンドアイ」を使って、日経225先物とNYダウの値動きの比較をしていますのでぜひご覧ください。
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